工数と時間
【ゴール】
・工数を時間換算する上での変動要素を把握する。
○「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
https://wa3.i-3-i.info/word1913.html
→工数とは「作業量」(単位は人月 or 人日)を示す指標。
○工数見積りの”ぶれ幅”を理解する試み
https://www.agex.co.jp/10162/
→工数と時間にずれが発生する理由その① 作業項目に現れないものによる時間消費
・他者からの割り込みによる時間消費
・ミーティングによる時間消費
→工数と時間にずれが発生する理由その② 要員スキルの想定と現実ギャップ
・スキルが高いと予定通り(もしくは前倒し)で作業完了できるが、スキルレベルが低いメンバーは「スキルを補完する分」や「手戻り分」で余計に時間がかかる。
→工数と時間にずれが発生する理由その➂ 要員が持つ業務ノウハウの想定と現実ギャップ
・有識者では予定通り(もしくは前倒し)で作業完了できるが、業務ノウハウがないメンバーは「業務ノウハウを補完する分」や「手戻り分」で余計に時間がかかる。
○開発でよく出会う法則をまとめました
https://tech-memo.yonayona.biz/posts/laws-of-development
→工数と時間にずれが発生する理由その④ 参画人数に比例したコミュニケーションによる時間消費(ブルックスの法則)
・コミュニケーションかけた時間は成果物を生まない
・コミュニケーションロスによる手戻りのリスクも増大
→工数と時間にずれが発生する理由その⑤ 人は与えられた時間を使い切る(パーキンソンの法則第1の法則)
・曖昧な作業指示を行うと時間を使い切った後に手戻りが発生する
★まとめ
・工数と時間のずれを避ける方法は・・・・
①時間消費する作業項目に現れないタスクを列挙する
②現実の要員が保持するスキル、業務ノウハウに合わせて、スケジュール設定や作業指示を行う
➂業務ノウハウは誰がいつでも分かりやすく新鮮な情報として参照できるようにしておく(現実的にはできないので、仕組み作りが必要)
④チーム人数は自身がコントロールできる人数より増やさない(増やし過ぎた人数は倍の負債となり圧し掛かる)
⑤作業指示は成果物イメージを明確にし、作業に対する時間の使い方についても作業者と共通認識を図る